笑いのとり方2

ウソの効用
話題が行きずまったら、ウソを言うのもいい。バレた時に悪気さえなければ、相手を笑わせることができる。嘘は人をダマスために使うと、あなたの人格が低下するだけであるが、たまに言葉の綾として用いると、笑いになる。
このカンどころが、ウソで笑わす場合大変むずかしい。
ウソを相手が信じ込んでしまうと、サギになってしまう。ウソをついたら必ずその場でバラさねばならない。
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「昨日銀座歩いてたら、君とそっくりの人が歩いていたよ。ボクもう少しで声をかけるところだったョ」
「よかったネ。ボクは昨日銀座へは出なかったョ。おそらく、ボクと瓜二つの男ってのは、加山雄三だと思うがネ」
「阿倍総理がサ、今朝一ばんに言った言葉知ってる?」
「イヤ、実は今朝のニュースを聞かなかったんだ。何て言ったの?」
「おはようと言ったんだ」
『人を笑わせる術』 井関雅夫編より
失敗のユーモア化
情報誌の広告を見ていて「パンチラの花嫁募集」というフレーズが目に入ってきた。「エッ!」と驚いてよくよく見ると「チンチラの花嫁募集」を見間違えた。
犬コロのお嫁さんを求めていたのだ。
この失敗を人に語るとき、「自分の無意識的関心がよくわかった」とユーモアとして茶化す。
『人を笑わせる術』 井関雅夫編より
公開日:
最終更新日:2018/08/12