*

そのはず

kobanasi
       

 
 若い、美しい娘と、ハンサムな農家の青年が山道を歩いていた。
 青年は大きな桶を背負い、片手に鶏を抱え、別の手に杖と、一匹の山羊をつないだ縄をもって歩いている。

 二人は、薄暗い森の小道にはいった。
 娘が言った。
 「こんな所を、あなたと歩くのこわいわ。あなたは、あたしにキスするかもしれないんだもの」

 純朴そうな青年が、苦笑した。
 「どうして、ぼくがキスなどできるんだい?両手がふさがっているし、背中には、桶をかついでいるしさ」arusu1  

 「できるわよ。その桶をさかさまに下へおろして、鶏を中に入れちゃうのよ。それから、山羊は、杖にゆわえつけて、逃げないようになさいよ。ね、そうでしょう?」

アメリカ小咄



馬子

 師走大根を背負った馬、たびたび小便をすると、馬子、ことのほか心せき、

 「こん畜生めは、よくたびたび小便して、日の短いに待たせおるわえ。ちっと歩きながらしやァがれ」と言えば、

 馬「ばかな、馬子じゃあるまいし」

江戸小咄

次 胃袋と毛

お色気小咄 目次へ

 


公開日:
最終更新日:2014/06/06

 
  •  制作者 seiwa
     年齢  じじ
     住処  埼玉県
     仕事  話し方教室講師
     

  • laughqc
  • warais

    kobanasis

    enns

    hs

    sinneta

    toris

  •  
PAGE TOP ↑