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乞食のサービス

kobanasi  
       

 
 坂のとちゅうにある神社の石段に、日焼けしたばあさんの乞食が出ている。

 お詣りに来た男が功徳心を起して、その前に腰をかがめ、銅貨を一つ、乞食の前の木箱に落としてやりながら、ふと見ると、乞食の前がはだけている。tanuki-ani03

 
 おかしいやら、こっちがきまりが悪いやら、あわてて目をそらすと、乞食ばばあ、
 「はァ、だんな、どうぞごゆっくりごらんになってくだせえまし」

現代小咄




じいとばあ

 昔むかし、じいとばあと二人住まいの田舎家にとまりあわせ、夜中に、
 「ばあや、ゆうべの仕残しをしょうか」
 「サァ、始めましょ」

 と、言うから・・・(コレは年寄りたちが昔を思いだしたそうな・・・)と、おかしく聞いていれば、

ばぁ 「さあさあ、当てがわッしゃい」
じい 「それ、ハァ、つっぱずれた!」
ばぁ 「よくしめっしゃい。なぜかだいぶ広くなった」
じい 「そなたの手でつかまえてはめやれ。ハァまたはずれた。ハハハハ」

 と、笑うゆえ、客もあまりのおかしさ、そろそろ出て、そっとのぞいてみれば、コタツやぐらのつくろい・・・・

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公開日:
最終更新日:2014/06/06

 
  •  制作者 seiwa
     年齢  じじ
     住処  埼玉県
     仕事  話し方教室講師
     

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