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注意がかんじん

kobanasi
        

 湯気が、もうもうとたつお風呂の中で、サリーは、ゆっくりと手足をのばして、からだを洗っていた。

 うら口から入って来た彼女の夫は、それを見て、サリーの濡れたからだを、軽くたたいて、言った。

 「よう、いつもながらきれいな肌だな。いま体重はどのくらいあるんだい?」

402 下を向いたまま、一生懸命からだを洗っていたサリーは、甘ったるい声で言った。

 「五十八キロよ、あなた。そんなことより、うら口のドアにカギをかけて来たの?それから靴ももってきたでしょうね。注意しなきゃダメよ。なにしろ、うちの夫は、すごいヤキモチやきなんだから・・・」

西洋風流小咄集 より




センちがい

 ブラウンの細君が果物のビン詰めをつくっていた。
 ゴム栓が無くなったので、八つになるペペを使いに出した。

 ペペは雑貨屋へ行くと、 
 「ゴムのセンを一つちょうだい」と言った。

 雑貨屋の主人は、何をカンちがいしたのか、一つの小さな箱をわたした。りこうなペペは、すぐその場で箱をあけてみた。

 「おじさん、これちがうわ。ママがビン詰めにしているのは桃よ。キューリじゃないわ」

西洋風流小咄集 より

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公開日:

 
  •  制作者 seiwa
     年齢  じじ
     住処  埼玉県
     仕事  話し方教室講師
     

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