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笑い話21




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 今日まで漂流三週間。いよいよ船の中には食うものはひとつもない。

ico_kinoko2 「こうなってはしかたがないから、もう用のないわれわれの体のよけいな部分を切って食うことにしよう」
 と一同前をひろげて小刀を出したが、そのとき一人が言うのに。
 「おいちょっと待て。どうせ切るなら、大きくして切ろう」
 

neta2

 「お気のどくだが、ラバルさん。こまったことになった。あんたは中気になりそうだよ」
 「ええッ、こりゃたまらねえ。中気だって・・・。
 あ、弱った弱った。でも、先生、まさか全身不随じゃないでしょうね」
tmnnamida 「ああ、安心しなさい。左側だけだよ」

 それを聞いたとたんいラバルが、大いそぎで更衣室に入っていった。その後姿に、お医者が、
 「おい、なにしに行くんだ、そんな所へ」
 「きまってますよ、先生。右側にいれかえるんですよ。このまま左に置いといたら、大事なものが使えなくなる」
 

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w-13l 夫が妻に
 「君は時々ウソをつくようだね」

 「ええ、時々はね。・・・・
 だって、あなたのほんとうのことは人さまには言えないですもの」
 

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gl123abc 人のいないところで、鏡をもちいて自分の体をしげしげと眺めて、自分を賛美する習慣のある女、それでも結婚してからは、いつかはそのくせを忘れていたが、夫が仕事の出張で旅行すると、また、いつかの少女時代の習慣を思いだし、足の間の鏡の中をジッと見つめていたが、

 「おしばらくね、ずいぶん、お変わりになったわ、ひふもすっかりたるんでおしまいになって・・・」
 

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 噺家(はなしか)が高座で話しているとき、一人の客が大きな口をあけてアクビをした。ムッときた噺家が「お客さん、私だって一生懸命やってんです。聞いていると我々の商売も楽そうに見えるが、これでなかなか大変なんですよ。嘘だと思ったらお客さんここへ上って一度やってごらんなさい」とその客に言った。w-chonin2  
 すると客が「それじゃ、お前ここに来て、一度、お前の咄(はなし)を聞いてみろ」と、やり返した。



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公開日:
最終更新日:2018/08/12


  •  制作者 seiwa
     年齢  じじ
     住処  埼玉県
     仕事  話し方教室講師
     

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