笑い話7


足の速いのを自慢にしている男が泥棒を追いかけているのを見た人が、

「おまえさんに追いかけられたんじゃ、泥棒もたまったもんじゃないな。泥棒は今どのへんを逃げているんだ」
と声をかけたら、いかにも得意げに、
「あとから来る」


そこを通りすぎると次第に強くなり、
「ついには夏か冬かもわからなくなるまでに抵抗力がつく」
「最後には焼かれても何も感じなくなる」
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高田 保


島田雅彦


村上春樹
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公開日:
最終更新日:2018/08/12