笑い話19


ドラ息子、浅草あたりで遊びほうけている。

「お前は、こんなところで、何しておるか!」
「これはこれは、お久しぶりでございます」
「なにを馬鹿をいう。今朝会ったばかりではないか」
「イヤイヤ。お前さんに会うのは百年目」
高野 澄 『江戸の笑い話』 より
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「それはお気の毒。痔の妙薬を、教えてあげようか?・・・飴の粉をお尻に振りかける」
「なんとも簡単なお薬ですが、それで効きますか?」
「あめ振って、じ固まる、といいますからね」
高野 澄 『江戸の笑い話』 より


「奥様、明日のご参拝にお供させてください」
「明日は人込みがひどいからネ、若い人は、なりません」
「でも、行きたいのです」
「では、ここへお出で」
腰元のお尻をなでたり、袖の下に手を入れて乳を撫でたりして、
「サア。これで、御参りの気分になったろう」
高野 澄 『江戸の笑い話』 より


友人が「まずニコニコして、時々ソーデスネと言いなさい」とアドバイスをしてくれた。
そこで、その外国人は、ニコニコしてご馳走を食べながら、「ソーデスネ」とよく言っていた。もちろん話は何も分からなかった。
食事が終わったとき、奥さんが「オソマツサマ」と言ったので、
心を込めて「ソーデスネ」
「・・・・・・」
諸 星 龍


「君は手で年を取るのかね」
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公開日:
最終更新日:2018/08/12