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笑い話19



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 ドラ息子、浅草あたりで遊びほうけている。
warai12-3 外を親父が通りかかり、
 「お前は、こんなところで、何しておるか!」

 「これはこれは、お久しぶりでございます」
 「なにを馬鹿をいう。今朝会ったばかりではないか」
 「イヤイヤ。お前さんに会うのは百年目」

高野 澄 『江戸の笑い話』 より


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warai12-4 「持病の痔がおこって、苦しくってなりません」
 「それはお気の毒。痔の妙薬を、教えてあげようか?・・・飴の粉をお尻に振りかける」

 「なんとも簡単なお薬ですが、それで効きますか?」
 「あめ振って、じ固まる、といいますからね」

高野 澄 『江戸の笑い話』 より


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warai12-5 腰元が奥様におねがいしている。
 「奥様、明日のご参拝にお供させてください」

 「明日は人込みがひどいからネ、若い人は、なりません」
 「でも、行きたいのです」

 「では、ここへお出で」
 腰元のお尻をなでたり、袖の下に手を入れて乳を撫でたりして、
 「サア。これで、御参りの気分になったろう」

高野 澄 『江戸の笑い話』 より

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warai12-6 日本語がまるで分からない外国人が日本人の家庭に招待された。

 友人が「まずニコニコして、時々ソーデスネと言いなさい」とアドバイスをしてくれた。
 そこで、その外国人は、ニコニコしてご馳走を食べながら、「ソーデスネ」とよく言っていた。もちろん話は何も分からなかった。

 食事が終わったとき、奥さんが「オソマツサマ」と言ったので、
 心を込めて「ソーデスネ」
 「・・・・・・」

諸 星 龍

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josei05_3 「いやんなっちゃう、私もう三十に手がとどくのよ」

 「君は手で年を取るのかね」
 



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公開日:
最終更新日:2018/08/12


  •  制作者 seiwa
     年齢  じじ
     住処  埼玉県
     仕事  話し方教室講師
     

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